« さてさて | トップページ | なわけでして »

僕らの内にあるもの〜国境を越えろ

「ヒューマン」というNHKの番組を見ました。非常に面白い番組で1集、2集と見ました。


チンパンジーから人間へ。


何故、我々ホモ・サピエンスが生き残れたのか?そしてどのように拡散していったのか?


というのが昨日までの内容でした。


まあ全部書くと長いので、というか書けないので、僕が1番印象に残った話を挙げることにします。


まずチンパンジーと人間の内にある、似て非なるもの

それは、お互いが「協力できる」ということ。

チンパンジーは相手の要求に応える際、目に見えて相手の身振り手振りが分かるという条件であれば、求められている対象物を貸してあげることが出来るそうですが、人間は身振り手振りがなくても、「貸す」こと、「協力」することが出来る。気持ちを読むことができるのです。


ではなぜ「協力」出来るのか。

答は人間の「骨盤 」にあるのだそうです


人間がより便利に暮らす為に選んだ「二足歩行」という選択肢。それにはこの骨格が狭くなる、という条件を飲まざるを得なかったというのです。

この部分が狭くなるということは、「産道」が極端に狭くなるということ。

子孫を遺すことに於いて、要するに独りでは子供を産めないということなのです。

我々は他者の協力なくして、子孫を増やすことが出来なかった。

というわけです。


そう、僕らは生まれながらにしてお互い「協力する」ということを知っているのです。


ちなみにチンパンジーは「あらよ」って感じで、独りで勝手にスポスポ産みます。全く手がかかりません(笑)


二つ目は、我々の脳には他者の痛みを可哀相と思う部分と、それを快感と思う部分があるということ、でした。

イギリスのある実験によると、目の前に一組のカップルが映し出されて、女性が男性の頬を思いっきり叩く映像を見せられたとき、被験者は不快な思いをする部分の脳が活発に反応する。

しかし、その実験をする前に被験者に一言、「この男性は女性に酷いことをしたんです。よってこれから起こることは男性への罰なんです」と伝えるだけで、被験者の脳の中では、上で感じた部分は反応せず、逆に快感を覚える脳の部分が反応するというのだ。

それは何故かというと、人間は種を絶やさぬ為に、ルールを作りそれを守る必要があった。ルールを守れぬ者のせいで、きっとそのグループが壊滅する、ということもあっただろう。

そのため「ルールに従う」ということが必須であった。

皮肉にも、これが上で述べた「快感」と繋がるというわけだ。そういう脳のシステムを覚醒させてしまった、とも言えるだろうか。

「人間は理由さえがあれば痛みを快感に変えられる」

ということ。


と、、、

ここまでが印象に残った二つの話だが、僕は何かを感じずにはいられなかった。


グレートジャーニーによって世界中に拡散したホモ・サピエンス。


絶滅の危機さえも、協力することで乗り越え、子孫を増やしてきたはずの我々が、、、


何故、今も争いが絶えぬのか?

理由があるから戦争を正義と思うのでしょうか?

そんな理由があるのだったら、

その理由そのものをすり替えればいい。


そんな理由を、無くせばいい。

そんな理由を、無くせないのなら

「俺達は家族だ」


と誰かが言ってやりゃいいのに。。。


なんて思ってしまった。


国境を越えられるのは、そんな一言なのかもしれない。


|

« さてさて | トップページ | なわけでして »

のっしー日記」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1068524/43924351

この記事へのトラックバック一覧です: 僕らの内にあるもの〜国境を越えろ:

« さてさて | トップページ | なわけでして »